ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2017.7.24 10:10

巧妙になにも答えなかった和泉審議官

明日配信のライジングでも詳しくまとめたけれど、
ブログに書いておきたい今日の和泉洋人審議官の発言。

「『総理は自分の口から言えないから、変わって私から言う』という
表現は、仮にそういう極端なことを言ったならば記憶に残っていますが、
まったく記憶は残っていませんし、したがって、言ってございません


――相手が「総理のご意向」だと受け取るような話をしなかったのか、
それとも、した記憶がないのか、どちらなのか?

「しなかったと思っております

――大事なところなのではっきり答えていただきたい。
言ったのか、言わなかったのか?

「記録が残っていないんで、私の記憶に従って答えるしかないのですが、
言わなかった、と、思っております


これ、なにも答えていないよね。
稲田大臣を見習っているんだろうね。
あとでもし追及されても、こう言い逃れればいいということだよ。

「私の記憶に基づきますと、そんなことは言っていないと思って
いたのです。しかし、私の記憶が間違っていたかもしれない。
いまは、そういうことを言ったのかもしれないと推測しています。
しかし、記憶に基づいてお答えしたわけで、意図的に虚偽答弁を
したという認識はございません」

まったく信用できないな。
そんなに記憶力のあやふやな人が、官僚として登り詰めているわけ?
呆れた。

明日25日は朝7時よりTOKYO MX「モーニングCROSS」に出演します。
「獣医が足りない」を解決するには?
というタイトルで話します。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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